「ハッキングした」「未納料金」のメールが届いたら|無視と相談先

「ハッキングした」「未納料金」のメールが届いたら|無視と相談先
目次
  1. 脅したり、お金を求めたりするメールやSNSは、本当に来るの?
  2. 届いたとき、まず何をすればよいの?
  3. 巧妙な手口には、どんなパターンがあるの?
  4. 「人に言いにくい内容」のときは、どうすればよいの?
  5. どこに相談すればよいの?
  6. 家族は、どう声をかければよいの?
  7. よくある質問
  8. 「ハッキングした」というメールは、本当ですか?
  9. 無視して、あとで困ることはありませんか?
  10. 書かれた電話番号にかけてしまったら、どうすればよいですか?
  11. 検索して調べるとき、気をつけることはありますか?
  12. SNSで知り合った人に投資を勧められたら、どうすればよいですか?
  13. 画面に電話番号が出るタイプも同じですか?
  14. 関連記事
  15. 一次情報・確認先(確認日 2026-10-18)

慌てて返信したり、書かれた番号に電話したりせず、いったん手を止めて、信頼できる人か公的な窓口に相談してください。

身に覚えのない連絡が届いたときは → 相談先を見る

「ハッキングした」「未納料金がある」といった文面は、身に覚えがなくても胸がざわつくものです。

アラフィフの筆者が、親世代の方と、そのご家族に向けて書いています。体験談ではなく、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が公開している「情報セキュリティ10大脅威 2026 個人編 ハンドブック」の内容を、筆者が要約して整理したものです。

脅したり、お金を求めたりするメールやSNSは、本当に来るの?

来ることがあります。 IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」の個人向けにも、「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」が挙げられています。

IPAのハンドブックによると、次のような手口とされています。

  • メールやSNSなど、顔の見えないやりとりで近づく
  • 公的機関や出会いのきっかけを装う
  • 恋愛感情や信頼感を得たり、脅したりして、お金をだまし取る

不安をあおる文面の例として、ハンドブックには次のものが紹介されています(例文はハンドブックの表記のままです)。

  • 「PCをハッキングした」
  • 「示談の和解金が必要」
  • 「アダルトサイトの未納料金がある」
  • 「至急対応が必要」

届いたとき、まず何をすればよいの?

まず慌てず、一呼吸おいて、冷静になることです。 IPAのハンドブックでも、予防の最初の項目として「慌てない」ことが挙げられています。

その次に、IPAは次のような考え方を示しています(要約)。下の一覧は、IPAの内容をもとに筆者が見やすく並べたものです。

  1. 慌てない。一呼吸して、冷静になる
  2. 脅しや金銭要求、唐突で不自然なメールは無視する
  3. 書かれた電話番号には電話しない(IPAの文言は「絶対に電話しない」)
  4. 信じ込まず、疑う。公的機関や信頼できる人に相談する
  5. 同じ手口がないか、文面のキーワードを検索してみる

筆者の考えですが、返信や、書かれたリンクへのアクセスも控えたほうが安全側です。相手に連絡すると、次の要求につながるおそれがある、と筆者は考えています。

巧妙な手口には、どんなパターンがあるの?

IPAのハンドブックは、「怖がらせる」「信じ込ませる」「相談しにくい」の3つに分けて説明しています。 知っておくと、文面を読んだときに「これは型だな」と気づきやすくなります。

  • 怖がらせる: 「ハッキングした」「通報されている」「訴えられている」など、不安をあおる言葉を使う
  • 信じ込ませる: 社会的信用の高い組織を名乗って急がせたり、有名人や異性を装って交際を持ちかけ、投資などの名目でお金を求めたりする
  • 相談しにくい: 人に言いにくい内容をほのめかして、誰にも話せない気持ちにさせる

SNSで親しくなったあとに投資の話が出てくる場合も、IPAは同じ項目の手口として挙げています。「優しくしてくれる人だから」という気持ちと、「お金の話」は、分けて考えてみてください。

「人に言いにくい内容」のときは、どうすればよいの?

言いにくい内容ほど、一人で抱えないことが大切です。 3つ目の「相談しにくい」型は、まさに「誰にも言えない」気持ちを利用します。

筆者の提案ですが、家族に話しにくいときは、先に公的な窓口に相談する方法もあります。内容を細かく説明できなくても、「こういう連絡が来て不安だ」と伝えるだけで構いません。恥ずかしいことではありません。

どこに相談すればよいの?

IPAのハンドブックでは、警察相談専用電話(#9110)、違法・有害情報相談センター、消費者ホットライン188が挙げられています。

  • 今まさに危険なとき: 110番
  • #9110(警察相談専用電話): 緊急ではない、生活の安全に関する悩みや相談
  • 188(消費者ホットライン): 全国共通の番号で、身近な消費生活相談窓口を案内してくれる
  • 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA): 情報セキュリティに関する一般的な技術的相談に、アドバイスを提供している
  • 違法・有害情報相談センター: 総務省の委託事業で、ネット上の書き込み・画像の掲載などのトラブルについて、Webフォームで無料で相談を受け付けている窓口です(確認日2026-10-18)

すでにお金を払ってしまった場合は、警察に相談してください。筆者の提案ですが、支払いに使った銀行やカード会社にも早めに連絡してください。受付時間や手順は変わることがあるため、各公式ページで確認してから連絡します。使い分けは「困ったときの相談先まとめ」にもまとめています。

家族は、どう声をかければよいの?

「だまされたの?」ではなく、「その連絡、一緒に見せてくれる?」と聞くのが、おすすめです。 責められると、次から隠してしまうかもしれません。

声のかけ方や、日ごろの約束ごとは「離れて暮らす親に詐欺・セキュリティの話をどう伝える?」で、筆者の提案としてまとめています。

よくある質問

「ハッキングした」というメールは、本当ですか?

文面だけでは、本当かどうかを判断できません。IPAのハンドブックは、こうしたメールは無視し、書かれた電話番号には電話しないよう案内しています。不安なときは、払う前に家族や、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口などの公的な窓口に相談してください。

無視して、あとで困ることはありませんか?

IPAのハンドブックは、脅迫や金銭要求、唐突で不自然なメールは無視するよう案内しています。判断に迷うときは、返信せずに相談先に確かめてください。

書かれた電話番号にかけてしまったら、どうすればよいですか?

ご自分を責めずに、まず家族に話してください。それ以上お金や個人情報を渡さないことが大切です。必要なら #9110 や 188 に相談します。

検索して調べるとき、気をつけることはありますか?

文面の一部の言葉で検索すると、同じ手口の注意喚起が見つかることがあります。筆者の提案ですが、検索結果の上に出る広告や、よく知らないサイトの電話番号には連絡せず、公的機関の公式ページを見るようにしてください。

SNSで知り合った人に投資を勧められたら、どうすればよいですか?

IPAは、恋愛感情や信頼感を利用する投資詐欺を、同じ手口として挙げています。お金の話が出た時点で、いったん家族や公的な窓口に相談してみてください。

画面に電話番号が出るタイプも同じですか?

メールではなく、画面に警告と番号が出る場合は別の手口です。「画面に「ウイルス感染」と電話番号が出たら」を参考にしてください。

関連記事

一次情報・確認先(確認日 2026-10-18)

  • IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
  • IPA「10大脅威 2026 個人編 ハンドブック」(P.28-29 ほか。P.29 相談しにくい手口) https://www.ipa.go.jp/security/10threats/omgdg50000008fi8-att/setsumei_2026_kojin.pdf
  • 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA) https://www.ipa.go.jp/security/anshin/about.html
  • 警察相談専用電話(#9110): https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/manga/dial/
  • 消費者ホットライン188: https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/188_pamphlet/
  • 違法・有害情報相談センター(総務省委託事業): https://ihaho.jp/
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