AIの偽情報・なりすましに気づく考え方|別の連絡手段で確かめる

AIの偽情報・なりすましに気づく考え方|別の連絡手段で確かめる
目次
  1. AIで作られた偽情報やなりすましとは、どんなもの?
  2. 見た目や声で、本物かどうかを見分けられるの?
  3. 本人から来たように見える連絡は、どう確かめればよいの?
  4. 家族の間で、あらかじめ決めておくとよいことは?
  5. 画像やニュースが本当か、わからないときは?
  6. もし、だまされたかもしれないと思ったら?
  7. よくある質問
  8. AIで作られた偽物かどうか、見分けるコツはありますか?
  9. 家族の声で電話が来ました。本物だと思ってしまいます。
  10. 合言葉を決めれば、安心ですか?
  11. 偽の情報を信じて、人に送ってしまいました。
  12. AIを使うのが怖くなってきました。
  13. だまされたかもしれません。どこに相談できますか?
  14. 関連記事
  15. 一次情報・確認先(確認日 2026-10-17)

見覚えのある名前から、急ぎのお願いが届く。本人らしい文面で、写真もついている。そんなときに「本物かな」と迷うのは、ごく自然なことです。

結論から言うと、AIで作られた偽物は、見た目や声だけで見分けようとしないでください。 一人で決めず、別の連絡手段で本人や公式窓口に確かめるのが、見た目に頼らない考え方です。

アラフィフの筆者が、親世代の方と、そのご家族に向けて書いています。体験談ではなく、考え方の整理です。偽物の作り方や手順は書きません。

AIで作られた偽情報やなりすましとは、どんなもの?

AIを使って作られた、本物らしく見える文章・画像・音声などで、人をだましたり、まちがった情報を広めたりするものです。 IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」の個人向けには、AIに限った項目ではありませんが、「ネット上の誹謗・中傷・デマ」や「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」が挙がっています。

AIが使われているかどうかより、「急がせる」「お金や個人情報を求める」といった中身に注意するほうが、実際には役に立ちます。

見た目や声で、本物かどうかを見分けられるの?

見分けられるとは限りません。 「ここを見れば偽物とわかる」と覚えることは、おすすめしません。技術は変わっていくので、昨日の見分け方が今日も通用するとは言えないからです。

そのかわりに、見た目に頼らない考え方を持っておきます。

気づきのサイン 考え方
急がせる(「今すぐ」「内緒で」) 急ぐ話ほど、時間をおいて確かめる
お金・カード番号・暗証番号を求める 一人で判断せず、家族や窓口に相談する
いつもと違う連絡手段・口調 別の方法で本人に確かめる
公式ではないリンクや番号が書いてある リンクは押さず、公式サイトや控えた番号から連絡する

本人から来たように見える連絡は、どう確かめればよいの?

その連絡とは別の手段で、本人に確かめます。 電話が来たなら、いつもの番号にこちらからかけ直す。メッセージが来たなら、電話で聞いてみる。これだけで、なりすましに気づくきっかけになります。

連絡の中に書かれた電話番号やリンクは、使わないのがポイントです。同じ連絡の中の手段を使うと、確かめたつもりが、相手の思うつぼになることがあります。

家族の間で、あらかじめ決めておくとよいことは?

「お金や大事な話は、必ず別の方法で確認する」という約束を、先に決めておきます。 本人らしい声や文面だったとしても、約束があれば慌てずに済みます。

  • お金の話が出たら、いったん切って、いつもの番号にかけ直す
  • 二人だけの合言葉を決めておく(人に見られない場所に書く)
  • 迷ったときの連絡先を、紙に書いて見える場所に置く

合言葉は、絶対の対策ではありません。「確かめる習慣のきっかけ」として使ってください。

画像やニュースが本当か、わからないときは?

すぐに広げず、公的機関や複数の信頼できる報道など、ほかの情報源で確かめます。 見たものを、そのまま家族や友人に送る前に、ひと呼吸おくだけでも、まちがった情報を広げずに済みます。

AIに「これは本当ですか」と聞く方法もありますが、AIも間違えることがあります。確かめる手段のひとつにとどめ、最後は公式の情報で確認してください。AIの間違いについては「AIが間違えやすい6つの場面」にまとめています。

もし、だまされたかもしれないと思ったら?

まず、お金や情報を渡す前なら、そこで止めてください。渡してしまったなら、すぐ家族と、相談窓口に連絡します。 責められるのを恐れて隠すと、かえって被害が広がることがあります。

相談先は「困ったときの相談先まとめ」で整理しています。

よくある質問

AIで作られた偽物かどうか、見分けるコツはありますか?

見た目や声での見分け方は、断定できません。内容に注目して、急がせる、お金や情報を求める、といったときは、別の連絡手段で確かめてください。

家族の声で電話が来ました。本物だと思ってしまいます。

声が本物らしくても、いったん切って、いつもの番号にこちらからかけ直してください。切ることに、遠慮はいりません。

合言葉を決めれば、安心ですか?

絶対の対策ではありません。確かめる習慣を作るためのきっかけとして使い、お金の話は必ず別の手段で確認する、という約束と組み合わせてください。

偽の情報を信じて、人に送ってしまいました。

気づいた時点で、送った相手に「確かめたら間違いでした」と伝えれば十分です。次から、送る前にひと呼吸おく習慣をつけていきましょう。

AIを使うのが怖くなってきました。

AIそのものが悪いわけではありません。使うときの安全ルールは「AIに個人情報を入れて大丈夫?」にまとめています。怖がりすぎず、確かめる習慣と一緒に使ってみてください。

だまされたかもしれません。どこに相談できますか?

家族のほか、警察相談専用電話(#9110)、消費者ホットライン(188)などに相談できます。実際に被害に遭った場合は、警察に通報・相談してください。詳しくは相談先まとめの記事をご覧ください。

関連記事

一次情報・確認先(確認日 2026-10-17)

  • IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html (個人向けに「ネット上の誹謗・中傷・デマ」「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」が挙がっていることを確認)
  • 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/intro/beginner/ (メール・SMSのリンクや添付を不用意に開かない、など)
  • 警察相談専用電話(#9110): https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/manga/dial/
  • 消費者ホットライン(188): https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/188_pamphlet/
  • #偽情報
  • #なりすまし
  • #AI
  • #詐欺
  • #家族
  • #確認
  • #ディープフェイク

Related関連記事