AIの偽情報・なりすましに気づく考え方|別の連絡手段で確かめる

目次
- AIで作られた偽情報やなりすましとは、どんなもの?
- 見た目や声で、本物かどうかを見分けられるの?
- 本人から来たように見える連絡は、どう確かめればよいの?
- 家族の間で、あらかじめ決めておくとよいことは?
- 画像やニュースが本当か、わからないときは?
- もし、だまされたかもしれないと思ったら?
- よくある質問
- AIで作られた偽物かどうか、見分けるコツはありますか?
- 家族の声で電話が来ました。本物だと思ってしまいます。
- 合言葉を決めれば、安心ですか?
- 偽の情報を信じて、人に送ってしまいました。
- AIを使うのが怖くなってきました。
- だまされたかもしれません。どこに相談できますか?
- 関連記事
- 一次情報・確認先(確認日 2026-10-17)
見覚えのある名前から、急ぎのお願いが届く。本人らしい文面で、写真もついている。そんなときに「本物かな」と迷うのは、ごく自然なことです。
結論から言うと、AIで作られた偽物は、見た目や声だけで見分けようとしないでください。 一人で決めず、別の連絡手段で本人や公式窓口に確かめるのが、見た目に頼らない考え方です。
アラフィフの筆者が、親世代の方と、そのご家族に向けて書いています。体験談ではなく、考え方の整理です。偽物の作り方や手順は書きません。
AIで作られた偽情報やなりすましとは、どんなもの?
AIを使って作られた、本物らしく見える文章・画像・音声などで、人をだましたり、まちがった情報を広めたりするものです。 IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」の個人向けには、AIに限った項目ではありませんが、「ネット上の誹謗・中傷・デマ」や「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」が挙がっています。
AIが使われているかどうかより、「急がせる」「お金や個人情報を求める」といった中身に注意するほうが、実際には役に立ちます。
見た目や声で、本物かどうかを見分けられるの?
見分けられるとは限りません。 「ここを見れば偽物とわかる」と覚えることは、おすすめしません。技術は変わっていくので、昨日の見分け方が今日も通用するとは言えないからです。
そのかわりに、見た目に頼らない考え方を持っておきます。
| 気づきのサイン | 考え方 |
|---|---|
| 急がせる(「今すぐ」「内緒で」) | 急ぐ話ほど、時間をおいて確かめる |
| お金・カード番号・暗証番号を求める | 一人で判断せず、家族や窓口に相談する |
| いつもと違う連絡手段・口調 | 別の方法で本人に確かめる |
| 公式ではないリンクや番号が書いてある | リンクは押さず、公式サイトや控えた番号から連絡する |
本人から来たように見える連絡は、どう確かめればよいの?
その連絡とは別の手段で、本人に確かめます。 電話が来たなら、いつもの番号にこちらからかけ直す。メッセージが来たなら、電話で聞いてみる。これだけで、なりすましに気づくきっかけになります。
連絡の中に書かれた電話番号やリンクは、使わないのがポイントです。同じ連絡の中の手段を使うと、確かめたつもりが、相手の思うつぼになることがあります。
家族の間で、あらかじめ決めておくとよいことは?
「お金や大事な話は、必ず別の方法で確認する」という約束を、先に決めておきます。 本人らしい声や文面だったとしても、約束があれば慌てずに済みます。
- お金の話が出たら、いったん切って、いつもの番号にかけ直す
- 二人だけの合言葉を決めておく(人に見られない場所に書く)
- 迷ったときの連絡先を、紙に書いて見える場所に置く
合言葉は、絶対の対策ではありません。「確かめる習慣のきっかけ」として使ってください。
画像やニュースが本当か、わからないときは?
すぐに広げず、公的機関や複数の信頼できる報道など、ほかの情報源で確かめます。 見たものを、そのまま家族や友人に送る前に、ひと呼吸おくだけでも、まちがった情報を広げずに済みます。
AIに「これは本当ですか」と聞く方法もありますが、AIも間違えることがあります。確かめる手段のひとつにとどめ、最後は公式の情報で確認してください。AIの間違いについては「AIが間違えやすい6つの場面」にまとめています。
もし、だまされたかもしれないと思ったら?
まず、お金や情報を渡す前なら、そこで止めてください。渡してしまったなら、すぐ家族と、相談窓口に連絡します。 責められるのを恐れて隠すと、かえって被害が広がることがあります。
相談先は「困ったときの相談先まとめ」で整理しています。
よくある質問
AIで作られた偽物かどうか、見分けるコツはありますか?
見た目や声での見分け方は、断定できません。内容に注目して、急がせる、お金や情報を求める、といったときは、別の連絡手段で確かめてください。
家族の声で電話が来ました。本物だと思ってしまいます。
声が本物らしくても、いったん切って、いつもの番号にこちらからかけ直してください。切ることに、遠慮はいりません。
合言葉を決めれば、安心ですか?
絶対の対策ではありません。確かめる習慣を作るためのきっかけとして使い、お金の話は必ず別の手段で確認する、という約束と組み合わせてください。
偽の情報を信じて、人に送ってしまいました。
気づいた時点で、送った相手に「確かめたら間違いでした」と伝えれば十分です。次から、送る前にひと呼吸おく習慣をつけていきましょう。
AIを使うのが怖くなってきました。
AIそのものが悪いわけではありません。使うときの安全ルールは「AIに個人情報を入れて大丈夫?」にまとめています。怖がりすぎず、確かめる習慣と一緒に使ってみてください。
だまされたかもしれません。どこに相談できますか?
家族のほか、警察相談専用電話(#9110)、消費者ホットライン(188)などに相談できます。実際に被害に遭った場合は、警察に通報・相談してください。詳しくは相談先まとめの記事をご覧ください。
関連記事
- 困ったときの相談先まとめ|#9110・188・フィッシング110番・家族
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- AIに個人情報を入れて大丈夫?|シニアが最初に知っておきたい安全ルール5つ
一次情報・確認先(確認日 2026-10-17)
- IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html (個人向けに「ネット上の誹謗・中傷・デマ」「メールやSNS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求」が挙がっていることを確認)
- 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/intro/beginner/ (メール・SMSのリンクや添付を不用意に開かない、など)
- 警察相談専用電話(#9110): https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/manga/dial/
- 消費者ホットライン(188): https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/188_pamphlet/